Chasing Vermeer

Chasing Vermeer (YL4.5/39000words)

「数世紀まえに犯された罪をあきらかにすべく、あなたの力をお借りしたい……」
差出人のないこんな手紙が、たがいに見ず知らずの3人の人間に配達された……。


書店で「児童書版ダヴィンチコード」なんてPOPがついて平積みになっていた本。
あまり期待せずに読み始めたのですが(表紙のイラストも好みじゃなかったし^^)
・・・これが期待に反して(?)おもしろかった!!!

ダ・ヴィンチ・コードなんかよりずっとおもしろかったです!
(あ、これは好みの問題なので・・・お好きな方にはスミマセン。
 ちなみに私は「ダヴィンチ〜」は邦訳で読みました。。。)


PetraとCalderはシカゴの大学街に住む11歳。
同じクラスで家も近所(3軒先!)なのに、ほとんど口をきいたことはありません。

He(Calder) knew he was kind of weird, but she(Petra) was exceptionally weird.
She was always by herself at school, and didn't seem to care.

She(Petra) watched him(Calder) fish around for his key and open his front door.
He sometimes muttered things and always looked like he had just woken up.
He was kind of weird.

※最初20〜30ページ、どっちがどっちかなかなか覚えられずに苦労しました。
 おねがい、AnnieとかJackとかもっと馴染みの深い名前にしてぇ〜ぇぇぇ。


いきなり物騒な脅迫状?からはじまった物語。
そのわりには(数々の謎をばらまきながらも)前半は平和に進行します。

ちょっと変わった担任の先生(Miss Hussey)の、風変わりな授業。
謎の男が落としていった、変なタイトル(そして変わった内容!!)の古ぼけた本。
その本を拾った小学生に興味を持つ、お金持ちで人嫌いの老婦人。

お互い「ヘンなヤツ」と思っていた2人が、
ふとしたきっかけで会話を交わし、少しずつうち解けていき、
共に失われたフィルメールの謎を追うことに・・・。

これは、偶然か。あるいは、必然か。


「エドガー賞受賞の話題のYAミステリー」ですって。ふむふむ。納得!
ひさしぶりにワクワクしながら読みました♪

昔のコバルト文庫とかスニーカー文庫を思い出しました(年がバレる?)
そういうノリの探偵小説です。とってもなつかしくて楽しかったです♪
※あ、恋愛要素はないけどね。←私が読み飛ばしていなければ(爆)

NateくんやJigsawくんの次の段階の児童書ミステリーって意外と少ないですよね。
このレベル、日常ものやファンタジー、感動の名作、なんてのはたくさんあるけど
気軽に読めるライトミステリー?ってのは貴重かも・・・。

本題の「謎」の部分もおもしろかったけど、
私は、登場人物がみんなヘンな人(みんなヘンで、みんなアヤシイ!!!)で
そのくせそれぞれ魅力的なところとか、PetraとCalderが友情を深めていく様子とか、
2人がそれぞれ少しずつ成長していく様子とか、特に楽しかったです。。

続編も出てるみたい。Wright 3
このままシリーズ化してくれると嬉しいなぁ〜♪



邦訳『フェルメールの暗号
「暗号」というとちょっとちがう気がする・・・。
そんなタイトルつけるから、ブーイング受けちゃうんだよ、もぉ〜。
日本の出版社、ダヴィンチコードを意識しすぎたのかしら?
せめて「消えたフィルメールを追え!」くらいにしてほしかったなぁ。

※こんなHP(個人の方のページです)見つけました。http://www5a.biglobe.ne.jp/~kazu_san/vel.files/page0001.htm
 Chasing Vermeer説に沿ってフィルメール作品を分類してくれています。
 本を読んだ後に見ると、なるほど〜〜って感じ。

※それにしても、Vermeerが「フィルメール」だとは最後まで気づかなかった^^;;;
 だって、発音は「バーミヤー」なんだもん。いや〜ぁ、無知って怖ろしい。
 ブログに記事をアップするために邦題を調べていて、ようやく気づきました。
 あ〜はずかし〜〜〜。ま、ひとつ勉強になったから、いっか。
 (はずかしいなら書かなきゃいいのに、あまりのはずずかしさのあまり暴露しちゃう私^^)





今回オーディオブックを携えて久しぶりにLR(読み聴き)しました。Chasing Vermeer
朗らかでいて落ち着いた、心地よい女性の朗読です。こちらもオススメ♪
※ただし、本文中に登場する「暗号」を解読して朗読してくれているので
 暗号解読(ってほど難しくないんだけど^^)を楽しみたい方はガッカリ!?


【オマケ】Chasing VermeerのHP

Calderお得意の"Pentominoes"のオンラインゲームがあります。
物語に興味のある人も、ない人も、暇つぶしにどうぞ〜☆
(コレが意外とハマル!単純なパズル系のゲームって大好き♪)



あ〜、楽しかった♪
posted by とまと☆まま at 2007年03月09日 14:19 | Comment(14) | TrackBack(0) | 児童書(レベル4)
この記事へのコメント
とまと☆ままさん、おはようございます。

私もこの本、以前読みました。子供版「ダ ヴィンチコード」ひかれましたので。あとフェルメールの謎というのも気になって。この疑惑はなかなか興味深いものがありましたね。思わず疑惑の絵をマジマジと眺めてしまいました。
続編を書店で見て気になっていたとこころです。
読んでみようかな…。
Posted by Hazel at 2007年03月09日 21:10
とまと☆ままさん、こんばんは!

この本そんなにおもしろかったのですね〜
スカラでよく目にしていたのですが・・・
表紙の絵がこわくって、いまいち手に取る気になれませんでした。
うーん、私もほしくなってしまいました!!
ためしに1巻購入してみようかなぁ^^
(って最近、そんなコメントばかりですね^^;)

右にあるBecoming Naomi Leon もひそかに気になっていたのですが・・・おもしろかったですか??
Posted by りあ at 2007年03月09日 21:29
こんばんは!くまこです。
この本、以前気になって購入済みなんですー。
本棚の目立つところにおいて、読めるかなぁ?まだ無理かなぁ?なんて思いながら、眺めている本です。
フェルメールの絵が大好きなんで、題名に惹かれて買ったんです。(表紙もわたしは結構好き。ppp)

うーむ、そんなに面白かったのですねー。だったらやっぱりもう少し寝かせておいて、ちゃんと理解できるようになってから読もうかなぁ・・・。
Posted by くまこ at 2007年03月09日 22:57
とまと☆ままさん、こんばんは♪

この本、おもしろかったんですねー!!
私もスカラで出ていた時気になっていて、
でもまだよめそうもないもんなぁ〜と
通り過ぎてしまった^^;

>Vermeerが「フィルメール」だとは最後まで気づかなかった

私、きっととまと☆ままさんがここで言ってくれなかったら、きっとずっと「ばーみや」だと思ってたかも(笑)
Posted by すいかちゃん at 2007年03月09日 23:19
とまと☆ままさん、こんにちは。
表紙の印象、意見が分かれてますねー!
ほとんど表紙の印象で本を選んでしまう私ですが、この表紙は好きなほうです。
私もスカラで頼んでみようかなー…

ところで、最近とまと☆ままさんが「これは読みにくいなぁ」と感じた作品はありますか?
みなさん、どんなところに「読みにくさ」を感じるのか、興味があるんです。
私は口語表現が多いもの…簡単な単語が並んでるだけなのに、意味が取れないものが苦手です×
どうやったら慣れるんでしょうね??

Posted by 美野里 at 2007年03月10日 17:13
とまと☆ままさんこんばんは!

これこの前のバーゲンで面白そう!と思い、購入しました^^
うう大正解みたいですね!
嬉しいですー♪
読むのが楽しみになってきましたーvvv

私も外国人の名前覚えるのが苦手なので、
この本でも苦労しそう(笑)
日本人の名前は大丈夫なんですけれど・・・。
Posted by マリコ at 2007年03月10日 22:02
どうしてとまと☆ままさんのところに来ると、いつもポチりたくなるのか(笑)。
この本、「キッズだけにじゃ〜」かなにかで紹介されていて、フェルメールということで気になってたんです。でも表紙が怖くて購入する気にはならず。そんなにおもしろいのなら、これは読まなくっちゃぁ(>_<)

>AnnieとかJackとかもっと馴染みの深い名前にしてぇ〜ぇぇぇ。

アハハ! これ思いますねぇ。私もSharon Creech の「Walk Two Moons」読んだときに同じこと叫んでました(笑)。

Posted by ちゃか at 2007年03月11日 20:00
みなさんコメントありがとございます。
お返事遅くなってしまってスミマセン。。。
(風邪がぶり返してくたばってました・・・^^;;;)

>Hazelさん
Hazelさんも読まれたんですね!
私も気になってあちこち検索してしまいましたよ〜!
(巻末の写真はモノクロでしたものね。
 どうせならカラーで載せて欲しかったなぁ〜。)

続編も気になりますよね。
次は、噂のTommyくんが戻ってくるみたいですよ。
Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 15:25
>りあさん
おもしろかったですよー。
表紙のイラストのインパクトが強すぎて(笑)
あまり期待せず読み始めたのがかえってよかったのかも。

「美術館に展示してある絵がよい絵なのか」
「専門家がよいと言った絵がよい絵なのか」みたいな感じに
子どもたちがいろいろと考えるきっかけにもなるような物語だと思います。
ぜひ一度読んでみて〜。

ひそかに更新していたサイドバー、みてくださってたんですね!
嬉し〜ぃ、ありがと〜〜〜♪♪♪
Becoming Naomi Leon、おもしろかったですよ!静かに感動って感じかな。
内気で多感な少女の自分のルーツ探し&成長の物語です。
表紙のイメージで主人公はワイルドな女の子かと思っていたら正反対でした^^
あ、でも、朗読がなかったら挫折してたかも・・・。
(前半、動きがゆるやかで。後半は目が離せないん感じなんですけどね。)

祖母に育てられた姉弟のもとに、突然(数年前に姿を消した)母親が現れて・・・というお話です。←この母親がまたすごい。母親らしさの片鱗もない自分勝手な女なんだけど、子どもたちはどうしても彼女を嫌いになれないし、「母」を求めてしまうんですよね。。。

そのうち記事をアップしたいと思いつつもう数週間・・・。
紹介したい本がどんどん溜まってきています。シクシクシク。
あ、でも、この本はAmazon等でもまだレビューがないのでぜひブログで紹介したいと思っています。待っててくださいね〜。
Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 15:47
>くまこさん
くまこさんも購入済みなんですね!楽しみですね〜♪
イラストは「不幸本」シリーズと同じイラストレーターらしいですね!
イラスト苦手&フィルメールとも知らずに買ってしまったチャレンジャーな私(笑)。

勢いで手にとって見るもよし、寝かしておいてじっくり味わうもよし。
・・・悩みますね〜♪
そうそう、SSSの書評ではYL4(3.5-4.5)になっていたのですが、
私はもうちょっと難しく感じました。。。ご参考まで。

Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 15:53
>すいかちゃん
おもしろかったですよ〜。
このシリーズ、最近スカラでよく見かけますね!
(私はCDにつられて思わず買ってしまいました:笑)

> 私、きっととまと☆ままさんがここで言ってくれなかったら、きっとずっと「ばーみや」だと思ってたかも
ありがとーーーー(しくしくしく)。
あまりに恥ずかしくて、いろいろ調べてみました。
フェルメールなんてきれいな呼び方^^をするのは日本くらいらしいですよ。
皇室のある方も「バーミヤー」=「フィルメール」だとはずっとご存じなかった
んだとかいうエピソードをみつけ、ほっとしている私です。
Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 16:00
>美野里さん
表紙、意見が分かれてますね〜。
みなさんのコメント拝見するのはホント楽しいです。
このCD、オススメですよ〜。もしまだ出たら、ぜひ♪

読みにくい作品・・・いーーーっぱいあります(爆)。
私は美野里さんと反対で、口語表現の多いものの方が読みやすいです。
逆に、文体の堅いもの古いもの(一昔前の文学作品とか)は読みにくいかな。
あとは・・・大人向けのPBで暗喩がやたら多いものは読みにくいです。
※エッチなシーンとか。何が起こってるか全然わからないでイヤになります(笑)。
↑たぶん、私の場合はあまりGRなどを読まずに(英語の勉強もせずに)LRや絵本で身につけた知識がベースになっているからだと思います。

そういう時は、オーディオブックなど併用するといいかもしれませんね。
でも今楽しめるものを読んでいれば、そのうち読めるようになるんじゃないかなぁ。
他にも読みたいものはいっぱいあるし、読めなきゃ読めないで構わないか・・・な〜んて開き直っている私です。

Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 16:11
>マリコさん
マリコさんも購入済みなんですね!楽しみですね〜♪
気軽に読めるお話ですが、どちらかというと一気読みした方が楽しめるかも。
どうぞ楽しんでくださいねー。

そんなにたくさん登場人物は出てこないので大丈夫ですよ。
(変わった名前の人が多いのがつらいところなんですけど・・・^^)

私も、漢字は得意なのに、カタカナ&アルファベットだと全然覚えられないです。
なんでだろー。
Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 16:15
>ちゃかさん
えへへ。ぜひポチッとお願いします(笑)。
表紙は怖いですが、お話はおもしろいですよ!
(そして、実は本文中のイラストには暗号が隠されていて
「読者のみなさん、わかったかなぁ〜?」というお楽しみ企画なっています。
 子どもたちにアートに関心を抱かせたついでに本を読むのも好きになってもらおうという下心かな?
 本格推理ものではありませんが、YAとしてはなかなかよくできてますよ〜。)

そうそう、Walk Two Moonsもつらかったですね〜!
知らない名前が出てくると男か女かわからないってのもなかなかイタイですよね〜。
Posted by とまと☆まま at 2007年03月12日 16:28
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